いま流行りのグランピングとは?
グランピングとは、「優雅な」「魅力的な」といった意味の「グラマラス」と「キャンピング」を掛け合わせた造語で、英語では「Glamping」と表記します。
もともとは海外で普及したアウトドアをリゾート感覚で快適に楽しむキャンプの新しいスタイルですが、数年前から日本でも話題になりました。
アウトドアに興味はあっても、キャンプとなると敷居が高いイメージですが、施設が整っているグランピングなら、手ぶらで豪華なキャンプ体験を楽しむことができます。
では、「優雅で魅力的なキャンプ」とはどのようなものなのでしょうか。
それは、「大自然を感じる」こと「ラグジュアリーな空間やサービスが提供されている」ことの2つです。
ただ単にゴージャスに施設やサービスにお金をかければいいというのではなく、上にあげた2点を併せ持っていることがグランピングの大きな特徴とされています。
コロナ禍で空前のアウトドア(キャンプ)ブーム
ここ数年、コロナ禍の影響で人込みを避けてレジャーを楽しむ人が増えたり、Instagram やYouTubeなどのSNSとインフルエンサーによって、キャンプの魅力を知るきっかけが増えたことで、キャンプブームが到来しています。
多くのメディアにも取り上げられ、キャンプを通してさまざまなアウトドア体験が盛り上がる中、もう一つのキャンプの楽しみ方として脚光を浴びているのが「グランピング」です。
リゾートホテルに泊まる感覚でおしゃれできれいなテントやコテージに泊まることができるため、アウトドア体験を快適で清潔な環境で満喫できるとアウトドア初心者が入門編として楽しむには最適です。
キャンプとグランピングの違いは?快適さこそがグランピング最大の魅力!
キャンプとグランピングの大きな違いは、その快適さと手軽さにあります。
もちろん、着替えなど身の回りのものは持っていく必要がありますが、キャンプをするのに必要なモノは基本的にすべて施設に用意されています。
さらに、食事に関しても宿泊プランに含まれていたり、BBQ用の食材セットや調理器具の貸出サービスがあったりと、家から大きな荷物を抱えることなく出かけることができます。
また、グランピングにおいて宿泊施設や食事の準備、それらの後片付けまで、基本的にはスタッフがすべて行ってくれます。
テントを設営したり火おこしをしたりといった手間や面倒がなく、特殊な道具や装備の必要のないグランピングは、アウトドア初心者や若い女性を中心に人気を呼んでいます。
大きなテントやコテージにはホテルのようなふかふかのベッドが用意されており、お風呂やトイレが完備されているのはもちろん、天然温泉やサウナを備えた施設などもあり、リゾート感覚でアウトドアを楽しむことができます。
このように、必要なものをなんでも自分で用意しなくてよいという便利さと、アウトドアのレジャーでありながら、リゾートホテルのような心地よい施設に寝泊まりできるという快適さが、キャンプとは大きく異なるところです。
グランピングにはどのくらい費用がかかるのか
自然をたっぷり楽しみながら、同時に、高級感と快適さを備えたホテルのような贅沢な滞在ができるグランピングですが、手厚いサービスと引き換えに気になるのはその価格です。
多くの方が普通に旅行に行ったりキャンプしたりするのと比べて、相当費用が高くなってしまうんじゃないかと想像するのではないでしょうか。
グランピングに行く際、どのくらい費用がかかるのか、1泊2日の料金相場はどれぐらいなのかが気になるところだと思います。
あらためて、キャンプとグランピングの特徴やメリット・デメリットについて、どんな違いがあるのか、それによって費用はどう変わるかを見てみましょう。
キャンプの特徴とメリット・デメリット
キャンプは、テントや寝袋、調理器具、食材など、必要な物品を持ち込んで準備するスタイルです。キャンプ場に着いたら自分たちでテントを張り、食事の支度から後片付けまでを自分たちでする必要があります。
また、トイレやシャワーの設備が整っていない場合もあります。
初心者には難しさがあるかもしれませんが、自然との一体感を感じることができるのが最大の魅力です。
キャンプに行くためには初めに道具を揃える初期費用がかかりますが、その後は比較的低予算で楽しめる点も利点です。
グランピングの特徴とメリット・デメリット
グランピングは、施設側が必要なものを提供してくれるスタイルです。
「何も持たなくていい」こと、そして「施設に専用スタッフがいる」ことが最大の特徴です。
キャンプ用具や食材を持ち込む必要はなく、調理器具も備え付けられているため、手ぶらで訪れることができます。
宿泊施設はコテージやトレーラー、大型テントなど、豪華で快適な設備が整っています。
お風呂やトイレも完備されており、初心者でも安心してキャンプ体験を楽しめる点が魅力です。
また、アクティビティや体験も施設のスタッフがサポートするため、アウトドア初心者が導入偏として楽しむには最適です。
デメリットの面としては、グランピングはキャンプに比べて料金が高くなることがありますが、提供されるサービスや設備の充実度を考慮すると妥当な価格と言えるでしょう。
キャンプとグランピングの料金比較
地域や施設によって異なりますが、一般的なキャンプ場の使用料は5,000円から10,000円程度ですが、テントや道具を揃える初期費用が必要となります。
一方、グランピングの場合は食事が含まれた宿泊プランで1人1泊20,000~50,000円程度となることがあります。
キャンプと比べると高額に感じますが、提供されるサービスや快適な設備を考慮すれば、価格相応といえるのではないでしょうか。
また、本格的なアウトドア用品をすべて自分で揃えるとなると、かなりの費用がかかる点も考慮すると、グランピングのコストパフォーマンスは悪くないと思います。
グランピングで過ごす贅沢で特別な時間
ラグジュアリーでありながら、ホテルなどとは違う非日常の空間で、自然を満喫したり、星空を一緒に眺めたりBBQを楽しんだりできるグランピングでの滞在は、特別な思い出を作るのにもぴったりです。
家族や恋人と過ごす記念日や誕生日などは、普段と違う特別な場所で過ごしたいと思うものです。
ちょっと奮発してホテルでディナーを食べたり、高級な温泉旅館に泊まったりするのも良いですが、グランピングで特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
リゾートグランピング「中伊豆EAST WINDS VILLAGE」で特別な体験を
グランピング施設「中伊豆EAST WINDS VILLAGE」は「中伊豆ワイナリーヒルズ」の敷地内に、2022年9月にオープンしたばかりのグランピング施設です。
首都圏からのアクセスも良く、美しい景色や充実したアクティビティ、快適な宿泊環境、それらを兼ね備えた”特にオススメ”のグランピング施設としてご紹介していきたいと思います。
中伊豆は東京からおよそ1~2時間で行くことができ、自然や温泉、グルメやアクティビティなどさまざまな楽しみ方ができるのでインドア派の方にもアウトドア派の方にもおすすめの観光エリアです。
その中伊豆にある「中伊豆ワイナリーヒルズ」は、2000年の開業からワインの製造・販売、レストランや乗馬施設まで提供する複合型観光施設で、ワイン造りの現場に触れたり、ワインや料理を楽しむことのできる空間となっています。
「中伊豆EAST WINDS VILLAGE」の一番の魅力はワイナリーならではのロケーションです。
グランピングエリアは10ヘクタールもの美しいぶどう畑と乗馬コースを見下ろす開放的な場所に設置され、スイートヴィラ4棟とスタンダードヴィラ6棟の計10棟があります。(ペットと一緒に滞在できるヴィラもあります)
ディナーでは伊豆の食材をふんだんに取り入れた、コース仕立てのBBQをオリジナルワインと一緒に楽しむことができます。
リゾートで贅沢グランピング体験!「中伊豆EAST WINDS VILLAGE」の5つの魅力
広大なワイナリーに隣接したグランピング施設「中伊豆EAST WINDS VILLAGE」には様々な魅力がありますが、中でも筆者が特におすすめしたい5つの魅力についてご説明します。
① ワイン尽くし!ワイン好きのためのグランピング施設
「中伊豆EAST WINDS VILLAGE」は、ワイナリーリゾートに隣接のグランピングだけあって、滞在中はワインを存分に楽しむことができます。
ワイナリーには10ヘクタールの広大なブドウ畑があり、12種類の品種、3万2千本のブドウ樹が育てられています。
中伊豆ワイナリーシャトーT.Sのワインセラーには、オーナー(志太 勤)が長年かけて集めてきた「オーパス・ワン」コレクションのほかにもフランスの貴重なワインが展示されており、なかなか見ることのできない珍しいワインを見学することができます。
ワイナリーのショップで行っている試飲コーナーでは様々なワインを試飲することができ、ワイン愛好家もご満足いただけること間違いなしです。
グランピングの各ヴィラにはボトルワインが赤・白1本ずつ用意されており、持ち帰りも自由です。またチェックインの15:00から21:00までは施設内のキッチンカーでワインやビールなどが無料で提供されていますので、ご自身のペースでいろいろなドリンクを楽しむことができます。
「中伊豆EAST WINDS VILLAGE」でのおすすめは、「ワイナリーガイドツアー」に参加して工場見学を楽しんだあと、試飲コーナーで好みのワインを見つけて購入し、お部屋でゆったりと味わうという楽しみ方です。
幅広いラインアップを試飲しながらお気に入りを見つける楽しさは、ワイナリーグランピングならではのものといえるでしょう。
② 地産地消にこだわったBBQ!伊豆や静岡を中心にセレクトしたシェフこだわりの厳選素材のアウトドア料理
夕食と朝食は、シェフのこだわりがつまった厳選素材を各部屋のウッドデッキに設置されたオーブングリルを使用していただきます。
食事のセッティングはすべて常駐のスタッフが行い、ゲストはグリル調理のみ担当するという手軽さがグランピングの最大の魅力です。
焼き上げるものには調理法が書かれた説明書が用意されていますので、失敗の心配をすることなくどなたでも安心して楽しんでいただけます。
ディナーは、地産地消にこだわり伊豆または静岡のものを中心にシェフが厳選した新鮮で質の高い素材をコース仕立てのBBQスタイルでワインと一緒にもゆったりと楽しめます。
③ ルーフトップテラスから望む絶景!ワイナリー隣接の最高のロケーション
ウェスタン調の外観の客室は全10棟で、総面積100㎡を越えるスイートタイプのキャビンが4棟、60㎡のスタンダードタイプのキャビンが6棟です。
インテリアもウエスタン調で統一され、2階のテラスからは昼はぶどう畑と富士山、夜は満点の星空を楽しめます。
スイートヴィラ(全4棟)は広々としたスイートタイプの客室で、リビングから窓を開けると開放的なウッドデッキが広がり、本格的なオーブングリルや広々としたシンクを備えています。
さらに、ウッドデッキに専用ジャグジーを完備、富士山を眺めながら入浴することができます。
スタンダードヴィラ(全6棟)は総面積60㎡のほどよい広さの客室で、落ち着きのあるインテリアと広々としたウッドデッキで、快適に過ごすことができます。
④ 愛犬と一緒に過ごせる!ラグジュアリーなグランピング施設
「中伊豆EAST WINDS VILLAGE」では、客室のうちスイート棟では2棟、スタンダード棟では4棟が愛犬と共に宿泊可能です。
部屋の床材にはペット用のコーティングが施してあるので、滑りにくくお掃除しやすい作りになっています。
各部屋に犬用の足洗い場を設置しているほか、貸出用の室内クレートや犬用の各種アメニティも用意されていますので、愛犬と一緒に快適に過ごすことができます。
また、グランピング施設内にはフカフカの天然芝のドッグランが設置されています。
クッション性の高い天然芝は足にも負担がかかりにくく、少し傾斜のかかったドッグランは愛犬の運動不足解消にも最適です。
⑤ 雄大な景色の中で特別なウエスタン乗馬体験!「ワイナリーヒルズランチ」
「中伊豆EAST WINDS VILLAGE」では、目の前に広がる広大な自然を眺めながら本格ウェスタン乗馬を体験することができます。
ワイナリーに隣接の厩舎「ワイナリーヒルズランチ」にはアメリカで調教された温厚なクオーターホースなど、日本では数少ないウエスタン馬が中心に15頭の馬が飼育されています。
乗馬体験には様々なプランが用意されており、乗馬が初めての方からベテランの方まで、レベルに応じて安心して乗馬を楽しむことができます。
馬場での騎乗だけでなく、中伊豆ワイナリー内のトレイル(外乗)も可能です。
大自然を感じながら乗馬を楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後に
「中伊豆EAST WINDS VILLAGE」では、美しい景色や美味しい食事、ブドウ畑での乗馬や散歩など、楽しいアクティビティに時間があっという間に過ぎてしまうことでしょう。
ワイン工場やワインコレクションの見学など、見どころも盛りだくさんです。
シャトルバス10分の場所にあるホテルワイナリーヒル内では、天然温泉「縄文之御神湯(じょうもんのごしんゆ)」もあり、グランピング宿泊客は無料で入浴でき、質の高い温泉につかることで、旅の疲れもしっかり癒やされることでしょう。
ぜひ、中伊豆ワイナリーヒルズのグランピング施設「中伊豆EAST WINDS VILLAGE」で、素晴らしい旅の体験をぜひ楽しんでみてください。
中伊豆EAST WINDS VILLAGEの施設情報
施設名 | 中伊豆イーストウィンズビレッジ(EAST WINDS VILLAGE) |
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電話番号 | 0558-83-5113 |
住所 | 静岡県伊豆市下白岩1431-21 |
アクセス | 【電車】 JR・伊豆箱根鉄道「三島駅」~伊豆箱根鉄道駿豆線「修善寺駅」(約30分)~施設まで無料シャトルバスにて約15分 【車】 修善寺道路「大仁南IC」~ 修善寺駅前入り口を通過 ~ 中伊豆方面へ3km ~ 上和田バス停左折して約10分 |
送迎 | あり(無料/予約不要) ※ 修善寺駅 〜 ホテルワイナリーヒル 〜 中伊豆ワイナリーシャトーT.S の間で運行 ※ 時刻表は公式HPをご確認ください |
駐車場 | あり(60台/無料) |
客室数 | 全10室 |
売店 | あり(「中伊豆ワイナリーシャトーT.S」併設) |
自動販売機 | あり |
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