ワインラベルは、単なる紙切れではありません。そのワインの個性、歴史、そして飲んだ時の思い出が詰まった宝物です。
この記事では、ワインラベルの保存術や活用法、また、おしゃれを楽しむためのアイデアなどをご紹介します。
目次
ワインラベル保存術とは
ワインラベル保存術とは、ワインのラベルを綺麗に保存し、後から見返したり、テイスティングの参考にするための技術です。
ワインラベルの保存方法について
ワインラベルの保存方法は、大きく分けて二つあります。
専用シートを使用する
粘着性のシートにラベルを貼り付ける方法です。手軽で安全に保存できます。
バインダーやアルバムに収納する
ラベルを台紙に貼り、バインダーやアルバムに収納する方法です。見やすく整理できます。
ワインラベル保存の重要性とは?
ワインラベルを保存することで、飲んだワインの思い出をラベルとともに残せますし、過去のテイスティングの記録にもなり、ワインの理解を深めるのに役立ちます。
また、美しくデザイン性の高いラベルも多いので、単にコレクションとしても楽しめます。
店舗でのワインラベル保存の注意点
ワインショップによっては、購入時にラベルを剥がして渡してくれる場合があります。
ラベルを保存したい場合は、事前に店員に確認しておきましょう。
ワインラベル保存の手順
専用シートを使用したワインラベル保存方法
- ワインを飲み終えたら、ラベルを丁寧に剥がします。
- ラベルの裏面に付いている粘着シートを剥がし、台紙に貼り付けます。
- ラベルが乾いたら、台紙をバインダーやアルバムに収納します。
バインダーやアルバムでのワインラベル保存テクニック
ラベルを台紙に貼る前に、日付やワインの情報を記入しておくと、後から見返した時にわかりやすくてよいでしょう。
ラベルを種類や産地別に分類して収納すると、見やすく整理できます。
ワインラベルの貼り直し方法
ラベルが破れたり汚れたりしてしまった場合は、修復テープや透明フィルムを使って貼り直すことができます。
ワインラベル保存のおすすめアイテム
ワインラベル保存シートの選び方
下記の注意点に気を付けて探してみましょう。
- ラベルのサイズに合ったシートを選ぶ
- 粘着力が強すぎないものを選ぶ
- 透明度の高いシートを選ぶ
ワインラベル専用バインダーの魅力
ワインラベル専用バインダーを使うことで、ラベルを美しく収納でき、テイスティング記録も記入できます。
種類も豊富にたくさんのバインダーが売られていますので、お好みのものを選んでみるとよいでしょう。
専用シートやバインダーは価格帯が幅広いので、予算に合わせて選んでみてください。
また、オンラインで購入する場合は、配送方法や送料の確認も忘れずに。
便利なのはワインラベルをアプリで保存
純粋に記録としてワインラベルを残したいなら、スマホのアプリがおすすめ。
スマホならいつも持っていますので、レストランで飲んだボトルのラベルをもらうといったわずらわしさもないですし、剝がす際に失敗する心配や、アルバムの保管場所に困ることもありません。
また、海外旅行で荷物を増やしたくない時や、言葉が通じず説明が難しい場合なども、アプリならラベルをスキャンするだけで記録を残せます。
おすすめアプリ
純粋に飲んだワインの記録目的のものから、ワインの知識を増やせるような学習系など、いろいろなアプリがありますので、いくつか試してみるとよさそうです。
飲んだワインの記録から、その人の嗜好に合いそうなワインをおすすめしてくれたり、ほかのワイン好きの人々と交流が持てたりという、プラスアルファの機能も使えるのはデジタルならではですね。
下記にいくつかおすすめのアプリを挙げておきますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
ワインラベル保存のコツと注意点
ラベルを保存する際は、汚れや破損に注意し、直射日光や高温多湿を避けて保存しましょう。
わかりやすく動画で説明していただいているものがありましたので、ご参考までに。
→エノテカ公式チャンネル
ワインラベル保存Q&A
ワインラベル保存に関するよくある疑問についてまとめました。よかったら、参考にしてみてくださいね。
Q:ワインラベルを綺麗に剥がす方法は?
A: ドライヤーで温めると、ラベルが剥がしやすくなります。
Q: ラベルを長持ちさせる方法は?
A: ラベルを酸性フリーの紙に包んで保存すると、変色を防ぐことができます。
Q: ラベルを整理する方法は?
A: 種類や産地別に分類したり、テイスティング記録と共にアルバムに収納すると見やすく整理できます。
ワインラベルをおしゃれに活用
ワインラベルを活かすラッピング
デザイン性の高いおしゃれなラベルのワインを贈るなら、せっかくなのでラベルを活かしたラッピングで特別感を演出してみてはいかがでしょうか。
ボトルにそのままリボンや麻ひもを巻いてみたり、クリアな袋や包み紙で、あえてボトルを見せるラッピングなどがおすすめです。
ワインラベルを活用したインテリア
ワインラベルをおしゃれな額縁に入れて壁に飾ったり、ワインラベルをコラージュしてアート作品をつくったり、ワインラベルを透明なビニールクロスにはさんで、テーブルクロスやランチョンマット代わりに使ってみてもよいでしょう。
また、気に入ったデザインのワインラベルが見付かったら、デコパージュでほかのものに再利用するのもおすすめです。
デコパージュ
かわいいデザインペーパーなどを、自分の好きなほかのものに転写して新しいものをつくることをデコパージュといいます。
ペーパーナプキンや紙袋、包装紙などを材料に使うことが多いのですが、素敵なデザインのワインラベルが見付かったら、それを取っておいて、デコパージュの材料に使ってみてはいかがでしょうか。
専用液なども、今は100円ショップですべて揃いますので、想像より簡単に、気軽に始めることができますよ。
材料
やり方
- デコパージュしたいものがつるつるした硬い素材であれば、軽くやすりをかけておきましょう。
- デコパージュしたい素材に専用液を均一に塗ります。
- 一度乾かしたあと、もう一度専用液を素材に塗り、その上にワインラベルを貼っていきます。
- ノリがきちんと乾いたのを確認し、全体に専用液を塗ります。縦方向に塗って乾かしたら、今度は横方向に塗る、を繰り返して完成です!
- つやを出したいような素材の場合、最後にニスを塗ってもよいでしょう。
まとめ
ワインラベルの保存と活用法についてご紹介してきました。
スタンダードなのは、専用のアルバムやバインダーに貼って、後で見返す記録として取っておくことですが、それ以外にもアートに使ったり、インテリアとして飾ったりと、さまざまに活用できます。
よいワインを開けた時はもちろんのこと、パケ買いならぬラベル買いでワインを買う方も多いですし、せっかくならそのラベルを何かに活かしてみてはいかがでしょうか。
日本の国産ワインと中伊豆ワイナリーを心から愛するワインライター。ワインに関する知識はもちろん、その背景にあるストーリーや文化も大切に、初心者から愛好者まで、誰もが楽しめる情報をお届けします。すべてのワインに愛を込めて。特にお気に入りの伊豆ワインは、伊豆ヤマ・ソービニオンと海底熟成ワインらぶ・ま〜れです。
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